「通話中に動画を見ていたら…音、相手に聞こえてた!?」
LINEや電話で通話している最中に、ちょっとした待ち時間に動画を再生することってありますよね。でも、「ミュートにしたはずなのに、さっきの音聞こえてたよ」と言われてびっくり…。これってマイクオフじゃダメなの?
この記事では、「通話中に動画の音が相手に聞こえてしまう理由」や、「ミュート状態でも音が漏れるケース」、さらには防ぐための具体的な設定や注意点をスマホユーザー向けにわかりやすくまとめました。
「恥ずかしい音をうっかり聞かれたくない!」「仕事中の通話で失礼になりたくない…」という方、必見です。
通話中に動画の音が聞こえてしまうのは設定と構造の問題
マイクミュートは「声」だけを遮断し、デバイスの音は無関係
通話アプリの「ミュート」や「マイクオフ」機能は、あくまでスマートフォンのマイク(音声入力)を停止するだけのものです。つまり、自分の話し声は遮断されますが、スマホから再生された音(動画や通知音など)は、マイクが拾えば相手に届いてしまいます。
スピーカーからの音をマイクが拾ってしまうケースがある
動画の音をスマホ本体のスピーカーで再生していると、マイクがその音を拾ってしまい、相手側に送信される場合があります。これは「ハウリング(音の回り込み)」に似た現象で、Bluetoothイヤホンや有線イヤホンでも音漏れがあると同様の現象が起こることも。
一部の通話アプリでは、動画再生を“共有”してしまう仕様も
LINEやMessengerなどの一部のアプリでは、通話中に画面共有や動画視聴をサポートしている機能があり、意図せず音声も共有されてしまうことがあります。これは仕様によるもので、設定を確認する必要があります。
通話中に音を聞かれたくないときの対処法
① スマホ本体のメディア音量をゼロにする
一番確実なのは、通話中にスマホの「メディア音量」を0に設定することです。ミュート機能だけでは動画音声は遮断できないため、音自体を出さないようにすることが重要です。
② Bluetoothイヤホンを活用するが、音漏れには注意
Bluetoothイヤホン使用中でも、マイク付きタイプであれば通話音と動画音が混線し、相手に届くことがあります。高性能なノイズキャンセリングマイク付き製品や、メディア音と通話音を切り替えられるモデルが理想です。
③ 通話専念中は「バックグラウンド再生」アプリを避ける
YouTube Premiumなどの一部アプリでは、バックグラウンドで音声が流れ続けることがあります。通話中にこれらを使うと、意図せず音声が漏れる危険性があるため、通話に専念したいときは事前にアプリを終了させておきましょう。
OS別の設定で通話中の音トラブルを防ぐ方法
iPhone:コントロールセンターでメディア音量を管理
iPhoneユーザーは、通話中でもコントロールセンターからメディア音量を個別に下げられます。通話中にサイドボタンを押しても通話音量しか調整できないため、画面をスワイプして操作しましょう。
Android:音量ミキサー機能で通話音とメディア音を調整
Androidでは「設定 → サウンドとバイブ → 音量」で、通話音・メディア音・通知音などを個別に調整可能。モデルによっては「音量ミキサー」機能があり、アプリごとの音量をカスタマイズできるものもあります。
どちらのOSも「画面共有中」の音声出力に注意
iOS・Androidともに、画面共有中は映像と一緒に音声も相手に伝わることがあります。通話相手に意図しない音を聞かせたくない場合は、画面共有はオフにしておきましょう。
まとめ|通話中の動画音声は、ミュートでは防げないこともある
LINEや電話での通話中に動画を再生すると、マイクをオフにしていても音が相手に届く場合があります。その理由は「ミュート=メディア音を止める機能ではない」ため。
防ぐには、メディア音量の設定やイヤホンの種類、再生アプリの仕様などを見直すことが重要です。「静かに通話したい」「うっかり音漏れを防ぎたい」なら、ぜひ今回の対処法を取り入れてみてください。
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