「カーキー色って、どうやって作ればいいの?」
絵を描くとき、ネイルを自作するとき、布や服を染めたいとき…意外と難しいのがこのカーキー色。微妙な黄みやくすみ具合が絶妙で、「茶色っぽい?緑っぽい?どう配合したら正解なの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、絵の具・ネイル・染料それぞれのシーンでの「カーキー色の作り方」を具体的に紹介。あわせて、カーキーの定義やよくある失敗例、調整のコツまで徹底的に解説していきます!
カーキー色とは?くすんだ緑がかった茶のような中間色
カーキー色の定義とよくある誤解
カーキー(Khaki)は元々、ヒンディー語で「土埃の色」を意味し、黄土色やくすみ系の緑が混じった中間色を指します。日本では特に「ミリタリーグリーン」や「オリーブドラブ」に近い色をイメージされることが多く、少し暗めの落ち着いた緑〜茶系を指すこともあります。
色コードで見るカーキーの例
一般的なカーキー色のRGB例:#78866B(R:120 G:134 B:107)や、#9C8E7Bなど。Webカラーやデザインソフトでもややくすんだ色合いが特徴です。
カーキー色の作り方(絵の具編)
基本は「黄+黒+青 or 緑+少量の赤」
カーキー色を絵の具で作るには、黄色をベースに、黒や青で深みを出し、必要に応じて赤みを足すと自然なミリタリー系カーキーに近づきます。
おすすめ配合比(目安)
- 黄(カドミウムイエロー)70%
- 黒(アイボリーブラック)15%
- 青(コバルトブルーなど)10%
- 赤(バーントシェンナ)5%
濃くなりすぎたら白を足して調整
カーキー色はくすみ系なので、少しでも彩度が強すぎると派手になってしまいます。白を混ぜることでトーンを落とし、落ち着いた印象に整えることができます。
ネイルやジェルでカーキーを作るには
既存のグリーンとブラウン系を混ぜる
ネイルポリッシュでカーキー色を出したい場合は、グリーンにブラウンを数滴ずつ加えていき、くすみを出します。あらかじめ「ミルクティー系」や「ベージュ系」のカラーがあると、簡単に中和できます。
ジェルネイルの場合はベースカラーに注意
ジェルは発色が強いため、ベースコートの色や下地によって見え方が大きく変わります。透け感のあるベースなら、濃いめのブラウンやモスグリーンを重ね塗りすることで自然なカーキーに。
布や衣類をカーキー色に染める方法
布用染料で「カーキグリーン」「オリーブ」を選ぶ
ダイロンなどの布用染料では、「カーキグリーン」や「オリーブ」が近い色として販売されています。染める素材によって色の入り方が違うため、まずは目立たない部分で試し染めを。
染料を自作する場合は緑+黒+少量の赤茶系で調整
混色できるタイプの染料でカーキーを再現する場合も、原則は緑+黒+少しの赤(または茶色)です。染料は薄めに調整し、染色時間で濃さをコントロールするのがポイントです。
カーキー色を作るときの注意点とコツ
「緑すぎ」「茶色すぎ」になりやすい
カーキー色は絶妙な中間色なので、緑に寄りすぎるとモスグリーン、茶色に寄ると黄土色っぽくなってしまいます。最初から濃く作らず、少しずつ混ぜながら調整していくのが成功のカギ。
色味は「乾くと暗く見える」ことも想定する
特に絵の具や染料は、乾いたときに少し暗く沈む傾向があります。見た目でちょうどよく見えても、乾燥後は暗く見えることがあるので、明るめに作っておくと安心です。
まとめ|カーキー色は「混ぜ方のバランス」で再現できる!
カーキー色は黄・緑・茶・黒の絶妙なバランスから生まれる中間色。配合や用途に応じて色味の調整が重要です。絵の具でもネイルでも布染めでも、基本の配合を理解すれば自分だけのカーキー色を楽しめます。
ちょっとくすんだオシャレなニュアンスカラーを、ぜひ自分の手で再現してみてくださいね!
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